レモンバームは何千年も前から知られ、愛されています。レモンバームからはエッセンシャルオイルが抽出され、製薬、香水、料理に使用されます。
レモンの香りを持つ香辛料として、レモンバームはソースや肉料理、オムレツ、牛乳、リキュール、カクテルに加えられます。乾燥させたレモンバームは、お茶、コンポート、ビールに加えられ、スパイスの成分として使用されます。
伝統的に、レモンバームは神経系の障害に役立つ最高の植物性鎮静剤と考えられています。血圧を下げ、バクテリアを殺し、免疫を調整する効果があります。レモンバームは慢性的な消化器疾患やガスに対しても役立ちます。
レモンバームは、歯痛や歯周病の際に口をすすぐために使用され、湿布にしてリウマチの発作を和らげ、腫れ物や潰瘍を消毒します。
レモンバームおよびその エッセンシャルオイル には以下の成分が含まれています：
- アピゲニン - がん細胞の成長をブロックするフラボノイド。腫瘍に栄養を与える毛細血管の成長を防ぎます。副作用がないため、HIVの治療に使用される抗ウイルス薬の成分にも含まれています。抗酸化物質。血管や毛細血管を強化し、血糖値を下げ、代謝を改善します。
- ルテオリン - 抗炎症物質であり、抗酸化物質です。
- モノテルペン。
- シトラール - 消毒剤および抗炎症作用を持つ物質であり、ビタミンAの供給源であり、血圧を下げます。
- ロズマリン酸 - 抗炎症物質であり、抗アレルギー剤で、放射線の影響を減少させ、紫外線から守ります。
- カフェ酸 - 抗腫瘍物質であり、フリーラジカルと結びつくことができます。
- クロロゲン酸 - 非常に強力な抗酸化物質で、抗突然変異、抗微生物、および抗ウイルス活性を持っています。
- フェルラ酸 - クルクミンに似た強力な抗酸化物質で、フリーラジカルを中和し、肌を保湿し、弾力性を高めます。生物的老化と戦い、紫外線から保護します。コラーゲンの生成を促進します。抗アレルギー特性があります。免疫刺激剤で、血管を強化します。
- サリチル酸 - 強力な抗炎症物質で、フィトホルモンであり、薬やニキビ用のスキンバームの基礎となります（私自身はサリチル酸＋いくつかのエリスロマイシン剤を使っています）、消毒剤であり、抗結核剤です。
- フェノール酸: ゲンチジン酸、サリチル酸、p-ヒドロキシ安息香酸、バニリン酸、シレニウム酸、プロトカテキュー酸。
- ウルソール酸 - 抗炎症、抗腫瘍、および抗微生物物質です。皮膚がんや腫瘍の発生を防ぎます。
レモンバームはカロテノイドが豊富で、ビタミン: PP、B9、B6、A、B1、B2、C、マクロエレメント: カリウム、カルシウム、マグネシウム、ミクロエレメント: 鉄、マンガン、銅、亜鉛、クロム、セレン、モリブデン、バナジウム、ニッケルが含まれています。その独特の化学成分により、 レモンバームは医学で重宝されています 。
レモンバームは問題なく窓際の鉢植えで育てることができ、種から簡単に栽培できます。
