必ずしも最初から整備された「今すぐ植えられる畑」が手に入るとは限りません。私の両親も例外ではありませんでした。両親が相続したのは、約10年間放置されていた荒れ放題の庭でした。畑の真ん中には高圧鉄塔、アリ塚がいくつか、そして土壌は重い粘土質。どうやってこうした敷地を整備すればいいのでしょうか?どこから始めればいいのでしょう?
庭の整備にはいくつかの一般的なステップがあります。整備方法の選択は、これに費やす時間と予算によって大きく異なります。ただし、どんな方法を選んでも、急ぐべきではありません。以下の各ステップについて、順次個別に解説記事を準備する予定です。両親の敷地整備を手伝うため、自分自身もこの問題に取り組もうとしているところです。
畑整備のステップ
草や枯れ草を取り除く。草が自分の背より高い場合、それをまず刈る必要があります。これによって、地形を把握しやすくなり、どの木を伐採するべきか、どれを残すべきかなどの判断がしやすくなります。また、隣接地の庭の状況も見えるようになります。雑草や新芽との戦いについては、次回の記事で取り上げます。
木や切り株の除去 に取り掛かる。そして、伐採許可証やその他の書類が必要かどうかをしっかり確認しておきましょう。特に市街地内の敷地の場合には注意が必要です。
計画と井戸・ボアホールの掘削を行う。庭園や菜園では、水の供給が時間や日によって制限されることがありますが、これはあまり一般的ではありません。そのため、水に関しては事前に対策を考える必要があります。まずは隣人がどのように水を確保しているかを観察するのがいいでしょう。
中間ステップとして、干し草の中にジャガイモを植えることも可能です。この方法についてはまた別の記事で取り上げます。未開拓地ではキャベツがよく育ちます。キャベツは草の影響をあまり受けません。
畑の地面を平らにすること。これには手作業、プラウ付きトラクター、ブルドーザー、耕運機を利用することができます。その際、雑草の根を必ず取り除くようにしましょう。トラクターが肥沃な土壌を裏返しにし、砂や粘土が表面に押し上げられることもありますので注意が必要です。トラクターでの耕作の深さは30cmを超えないようにしますが、土地の状況に応じて適切な深さを調整して下さい。その後、大型機械で荒らされた土地を耕運機などでさらに整えなければならない場合があります。
庭用小屋や浄化槽の設置を検討する。仮設小屋や家をどこに置くかを清掃後の本格的な整地に入る前に検討しておく必要があります。というのも、小屋などを建設する過程で地面が影響を受けるためです。建材を運び入れたり、小型のクレーンでコンテナハウスを設置したりするといった活動が行われる可能性があります(これは今後の記事で触れる予定です)。また、建材や廃材を保管する場所も必要になります。敷地内で人が行き来することも考慮に入れてください。畑の計画図を描き、自分で小さな紙片で家の模型を作り、光と影の関係(敷地内の照明計画を作成する必要があります)、風向き、井戸やボアホールの位置などを考慮しながら、配置の可能性を探ってみてください。初期の段階で、家用の電力供給についても考慮するのがおすすめです。
地面を耕し、緑肥(シデラート)を植える - ファセリア、オーツ麦、ルピナス、マスタードなど。必ずしも一種類だけである必要はなく、混ぜても構いません。準備された土地では耕運機の使用が効果的です。未開拓地を耕運機で処理するのは非常に困難で、長時間かかります。根が絡みつき、機械がスタックし、体力を多く消耗します。春の湿った土には耕運機がよく働きますが、その前に草を刈る必要があります。
Forumhouseのフォーラム参加者の未開拓地処理方法:
- 耕運機Tarpanでの耕作。
- 大きな廃材や根を熊手で取り除く。
- 熊手での仕上げ処理と地面の整地。フォーラム参加者は30アールの敷地用に熊手を改造しました。3つの熊手を溶接して作成し、作業範囲を1メートルに拡大。道具の重量が重くなり、耕作の際の圧力が軽減されました。
経験者からのアドバイス
- 第2の菜園を持つ人:「敷地内を散策し、隣人たちと知り合い、土壌の状態や地下水について尋ねています。井戸がいくつのリングを持つか、水を試すことができるか。排水システムや溝を確認してみるのも良いでしょう。春になると水がたまる場所も聞いておくのが重要です。」
- 「電気と井戸に関する準備は後回しにせず、優先的に取り組んだ方が良いでしょう。」
- 「庭の照明設計を行う際には、柵や建物の影響を考慮し、植物を移植せずに済むよう計画を立てるべきです。」
- 「土地を購入する段階で、自分の体力と経済的な余裕を慎重に見極めるべきです。」
- 「質の高い園芸用品のみを購入してください。なぜなら、質の悪い道具は、コストの違い以上に体力や神経を消耗させる可能性があるからです。庭仕事は健康を損なうものではなく、喜びをもたらすものであるべきです。」
- 「不要な木を成長させたり、草が種をつけるのを放置しないでください。」
- 「干草は燃やすよりも、堆肥の生産に利用する方がよいです。」
砂や土をどのくらい必要とするか明確にわかっている場合には、事前にまとめて購入することができます。しかし、それを地織布(ジオテキスタイル)の上に山盛りにして置き、黒いシートでしっかりと覆うようにしてください。
フェンス(柵)
多くのガーデニング初心者は、フェンスを不要な出費と見なして設置を後回しにすることが多いですが、結局のところ早かれ遅かれ設置することになります。ですので、新しい土地を開拓する段階でフェンスを設置するのが最良のタイミングです。そうしなければ、後で若い低木や木々を移動させたり、植えた苗床が踏み荒らされたりする可能性があります。
新しい土地を開拓し、敷地を整えるためには、最低限の道具が必要です:剪定用のこぎり、草刈り機、枝切りはさみ、斧、平面剪定ばさみなど。園芸廃棄物を燃やすのではなく、ガーデンシュレッダーのような代替方法を考えましょう。敷地のクリアランスを進めている間に、堆肥ボックスで堆肥が少しずつ熟成されていきます。